３月８日にのんを失ってから４ヶ月になります。
２つのペット探偵に依頼したものの、未だにのんの行方はわかっていません。

きっと家に帰りたいでしょう。
帰ろうとしているに違いありません。

捜索範囲を車から落下した地点から半径１.5から２キロ辺りまではチラシ配布していますが、自宅方向まで大幅にひろげることにしました。
自宅に戻るのに２ヶ所の難所があります。
陸橋と古墳群、なだらかに続く湖沿いの長いカーブの道。
この道以外の遠廻りもあり得ます。


２日、３日に１度、目撃情報の電話があります。



目撃者さんは違いますが３枚目と４枚目は同じ子かにゃ？

お写真を送って頂き、残念ながらのんではないと連絡すると皆さん恐縮されてお役に立てずすみませんとおっしゃいます。
とんでもありません、のんのことを気にかけて下さる方がこんなにもいらしてありがたいです。

実は２０日ぐらい前に亡くなっていたのを見たという連絡がありました。
その日は父を八王子の病院に連れて行っていたので、午後にその場所に案内してほしいとお願いしました。

時期的には３月末ぐらいで、体力的に尽きてしまう頃かもしれずのんの可能性は高いとどん底に落ちた心地で待ち合わせ時間まで地獄のようで、堪えても気が緩むと涙が出てしまいました。

行ってみると場所違いで(アクアさんという老人施設が2ヶ所あり互いに違う施設を認識)、その場所はあまりにも遠すぎるので違うかな？と思い倒れていた敷地の家をピンポンしましたがお留守でしたが再訪し話を聞きました。
亡くなったのは去年？　知っている猫さんで耳カットなしのキジトラさんで庭に埋められたそうです。

情報に一喜一憂しながらも諦めきれないでいます。
寒さにはじまり餓えに渇き、ひとときも気が抜けない外の世界。叩きつける雨に高温、容赦ない日差し。
知らない場所でどんな思いでいるのか、もう胸が張り裂ける思いです。


昨日は貼ったばかりの新しいポスターを見たという方からのお電話がありました。
ご飯を食べに来ていた子がいつの間にか室内に入り亡くなっていたそうです。
時期が合わないので違う子のようです。
「猫好きはみんなポスターを見ては心配しているのよ。
猫好きの知り合いともそんな情報交換しているの。
あなたの心痛よくわかるわ。身体に気を付けて頑張ってね」
そんな優しいお言葉を頂きました。

沁みました。
のんを捜す日々は自分の修行ではないかと痛感しています。
不出来な人間がこうして色々な方に支えられ助けられて精進した暁にはようやくのんと再会出来るのでしょうか。
でもそれではのんにはあまりにも理不尽過ぎます。

実家から猫を連れて１年間アパート暮らしした方が猫と共に実家に戻ったら、その子が脱走しアパートに１週間かけて戻った事があったと探偵さんから聞きました。
もちろん完全室内暮らしで、３キロ離れた辺りに土地勘はなし。
この子のアンテナすごいです。
のんのアンテナもきっとそうであると信じたいです。

動物病院各所に探偵さんが回ってチラシを置き周知をして下さっているので、どなたかが病院に連れていけばわかるでしょうか？


深夜にご自分の脱走した猫を捜索していた方からの情報で、飼い猫マンチカンさんが脱走し、警察に連絡したらあるおうちで保護されていて無事におうちに帰れたそうです。
おうちからはかなり離れていた場所だったそうです。


ポスターを見られることで猫好きさんを悲しませるのは本意ではないのですが、やはり人の情報は大きいです。
これからもエリアを替えながらポスター掲示、チラシ配布をしていきます。
３月、４月に貼ったポスターは色褪せて来ました。
こちらも新しいものに貼り替えましょう。



のんの事だからちゃっかりどこかのおうちのシニアご夫婦にでも可愛がられているのではないかと思います。
のんの事を多くの方に知っていただく事が再会への近道だと信じています。

七夕の明日にでも再会できにゃいかしら。



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