チンチラさんの飼育崩壊現場には結局111匹のチンチラさんがいて、全頭の避妊去勢手術が終わったそうです。

こちらに保護した２匹、三四郎にてんどん。
三四郎の右目が白濁しており今日診察に連れていきました。


網膜剥離と水晶体剥落だそうで、視力はないそうです。
幸い左目に異常はなく、目薬を両目に１日3回さすことになりました。
体重も150g増えていました。

この現場では風邪が蔓延しウィルス感染が原因ではないかとの事でした。


とてもお利口に受診出来た三四郎くん。
過酷な環境でひとりひとりの命なんてないがしろにされていたことに怒りが込み上げています。

しょこたんの動画でたんぽぽアダプションパークの子達が紹介されていました。
みんにゃ良い子で可愛い、是非里親さんになってと訴えていました。
コメントも多数書き込まれ、譲渡会に行きたい　とか具体的にお迎えしたいなどの前向きなものばかりでした。

2匹から111匹に増える地獄の数年を生き抜いてきたこの子達が、再び次の飼い主に疎まれか軽んじられる事がないように願うばかりです。
近親交配の末生まれた事、劣悪な環境で暮らしていた事、チンチラという品種故にトリミングやブラッシング、毛玉対応フードなどお金がかかり体調面でこの先も何らかの障害や異常が出ないとは言えないことなどをどうかご家族皆さんで理解された上で里親さんになってほしいです。
安易にはお迎えしてほしくはありません。
もちろんこれほどの数の子達ですから迅速にと思いがちですが、慎重かつ冷静でなければいけないのです。


この子達の次の幸せのために動くのが一番ではありますが、元飼い主に対する怒りは正直　収まりそうにありません。
動物愛護法違反などという甘い刑罰だけで済むのか？
罪は非常に重いと思います。


てんどんには先輩ボランティアさんのお知り合いの方から里親申し込みがありました。
全てをご理解、ご納得いただいて決めてくださいました。

他の109匹も、三四郎もどうかみんにゃ幸せになりますように！



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