ふたりは兄弟です。
相模大野の高齢女性宅で餌付けしていたママ猫が生んだ子達。
先輩ボラさんからの相談で５兄弟のうち４匹をきまぐれ堂さんに預かって頂き里親さん探しをしていました。
藤沢に２匹、緑区に1匹巣立っていきました。
クロちゃんはこの子猫の時から膀胱炎を発症していました。
ロアくんは近所の変質者に拉致されテープをぐるぐるにまかれ接着剤を着けた状態で１週間ぶりに餌やりさん宅に何とか帰還できましたが、血を吐き心身病んでしまいました。


そんなふたりを引き受けて下さった里親さんですが、若い子を癌で亡くしたから大丈夫という言葉を信じてしまいました。
精神的にご病気を抱えていらした方だと、クロちゃんが2階窓から脱走した後でわかりました。


10ヶ月と時間を要しましたが、予定のない休みにチラシ配りを続けてクロちゃんの居所がわかりこちらに来ました。
ちなみにロアくんはクロちゃん脱走から直ぐに返されました。


そんなふたりは



仲良しです。


クロちゃんは骨盤の骨肉腫と肺への転移で先が短い事がわかっています。

通院治療は止めてから一月経ちます。
皮肉なもので食べる量はむしろ通院していた頃より若干増えた気がします。


好きなものを選り取りみどり、食べて穏やかに過ごしています。



腰回りは更に痩せてしまい、歩き方も痛々しくなりました。
でもこれは理想的な逝き方なのではないかと思います。
嫌なこと=キャリーに入れられて知らない場所で注射や検査と嫌なことをされないで、自分の場所で自分の好きなように過ごせる。
もちろん病気による苦痛はあるでしょう。
それでものんの地獄に比べたら。


桜がいよいよ咲き始めたようですね。
人出が多くなりのんの消息がどうかわかりますように。




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クロちゃん、別の病院の腫瘍専門医に診ていただきました。
持参した資料をご覧になり、骨肉腫が出来て肺に転移している状況とのこと。

未だ撮ったことのないCTとは手術をする場合のナビのようなもので、クロちゃんの場合は撮る必要性はないそうです。

今の状態を維持する事が一番。
カテーテルで栄養剤を入れる事は希望しないと伝えました。

とにかくなんでも良いから口に入れ体力を維持しなくてはなりませんが、選り取りみどりに並んだフードの一部を少ししか食べてくれません。
リキッド状の高栄養ドリンクで強制給餌してとのことで試しました。
全力で拒否。
それでもむんずと掴んで無理やり口に流し込みました。

抗がん剤も口の中に入れようとしても暴れてしまい、薬がコロリと空しく落ちました。


はてさて、これはどうなんだろう。
クロちゃんには
ガンてなに？　病気ってなに？　薬ってなに？
死ぬってなに？
なのです。

食べたくないから食べない、それなのに無理やり口に流し込まれたら嫌で嫌でしかたない。
そうすることでクロちゃんはガンをやっつけて復活するの？
そうでもないのになぜ私はそうするのか。
仮に無理やり強制給餌や投薬で２ヶ月長く生きたからって、それはクロちゃんにとって幸せな２ヶ月なのでしょうか。

これだけやりましたという私の自己満足の為ならば、クロちゃんが望まない、嫌なことをするのは違うのではないかと思うのです。


無力で悔しくて悲しくて葛藤の毎日です。
ただただ苦しまないでお迎えが来るまでの時間を過ごしてほしい、それだけです。



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あざみさんが逝き同室のさんにゃんは



あざみさんの不在をどう感じているかはわかりませんが、いつもと変わらぬ毎日を過ごしています。



癌闘病中のクロちゃん、毎日自宅でステロイド注射をしていますがその副作用？食べてほしくてやたら色々なフードを出しているから？下痢が続き体重は3.6キロ代に減ってしまいました。
下痢止め注射、ステロイド薬液を半減して頂きました。
本当はステロイド止めたいのですが急にはダメだそうで。


結局診断を受けて治療を始めながらも状況は改善していません。
毛づやは良く見た目は健康にみえます。
違う病気なんじゃないか？
見立て違いで良くならないのでは？


外注血液検査では腫瘍が出来ている値いが高く、超音波検査で骨盤付近に腫瘍らしきもの。
その前の検査では肺にたくさんの小さな腫瘍？
それは２回目の検査では見あたらずステロイドの効果だと言われました。

先生を信頼していない訳ではないのですが、やはりみすみす弱るのを見てはいられない、そう感じています。



末期で手の施しようがないのであれば、本にゃんのためにならない治療はしたくはありません。
現段階がどの程度なのか、何が出来るのか。
見極めたいと思います。



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毎日自宅で決まった時間にステロイド注射をしています。
加えて１回目の抗がん剤投与をして１週間。




肺のモヤモヤしたものは見あたらなくなったようですが、右の骨盤に腫瘍と思われるものがありました。

おそらくこれが元のガンで、あちこち転移しているようです。


相変わらず食欲はなく何種類ものカリカリやパウチを並べて、利き酒ならぬきき猫まんま状態です。
たまに何粒か食べてくれて、感極まる　　そんな毎日です。





平常心で朝を向かえ粛々と生きているその姿は神々しいのですが、もう少し生きようと前向きになってよと涙してしまいます。




兄弟のロアくんはただならぬ雰囲気を察しているような？いないような？



残された日々が後どのくらいかはクロちゃん次第。
辛いのはクロちゃんだというのにこちらも辛い毎日です。




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向こうの家に暮らすあざみさん。
２部屋ぶち抜き部屋でコウちゃんや太一、ふうちゃんとももめずに暮らしています。

そんなあざみさんですが、３月で保護から１年になります。
甲状腺機能亢進症？認知症？
鳴き叫ぶのは治まりましたが、いくら食べてもガリガリ痩せています。
元々２キロ代の体重ですが２キロ切りました。




風邪をひき鼻詰まりで病院に行きました。
コンベニアを打ってもらい鼻水は止まりました。





朝夕総合栄養食パウチを１袋づつ食べます。
なるちゃんやのんちゃんよりもしっかり食べていてもこの激ヤセ。
食べる回数を増やすにしても、時間的に難しい現状です。


段々とお空に帰る準備をしているのでしょうか。





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