クロちゃん、別の病院の腫瘍専門医に診ていただきました。
持参した資料をご覧になり、骨肉腫が出来て肺に転移している状況とのこと。

未だ撮ったことのないCTとは手術をする場合のナビのようなもので、クロちゃんの場合は撮る必要性はないそうです。

今の状態を維持する事が一番。
カテーテルで栄養剤を入れる事は希望しないと伝えました。

とにかくなんでも良いから口に入れ体力を維持しなくてはなりませんが、選り取りみどりに並んだフードの一部を少ししか食べてくれません。
リキッド状の高栄養ドリンクで強制給餌してとのことで試しました。
全力で拒否。
それでもむんずと掴んで無理やり口に流し込みました。

抗がん剤も口の中に入れようとしても暴れてしまい、薬がコロリと空しく落ちました。


はてさて、これはどうなんだろう。
クロちゃんには
ガンてなに？　病気ってなに？　薬ってなに？
死ぬってなに？
なのです。

食べたくないから食べない、それなのに無理やり口に流し込まれたら嫌で嫌でしかたない。
そうすることでクロちゃんはガンをやっつけて復活するの？
そうでもないのになぜ私はそうするのか。
仮に無理やり強制給餌や投薬で２ヶ月長く生きたからって、それはクロちゃんにとって幸せな２ヶ月なのでしょうか。

これだけやりましたという私の自己満足の為ならば、クロちゃんが望まない、嫌なことをするのは違うのではないかと思うのです。


無力で悔しくて悲しくて葛藤の毎日です。
ただただ苦しまないでお迎えが来るまでの時間を過ごしてほしい、それだけです。



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